さめないゆめ・・・

HSP・内向型人間が綴るブログ。日々の雑感、本や映画の感想(イギリス、ヨーロッパ多め)などについて書いています。

食事は一人で取っても充分美味しい

今日はちょっと疲れ気味なので、明るめの記事を書きます。でも、ここ3日ぐらい自分と家族の関係について重々しく赤裸々に語っていますが、書いた後は不思議なことに必ず気持ちが清算されているのです。なので、ふと「自分を取り戻しつつあるけど、本当に大丈夫なのだろうか?」という不安が過ったりしますが、基本的に今生きていること、自分が自分であることが楽しくて仕方がないのです。

 

さて、今日は食事について。

 

今までは「一人で取る食事って味気ないな・・・」と思っていました。

 

でも、最近は一人で取る食事が楽しくて、そしてハッピーでたまらないんです。

 

なんていうのか・・・「知ろう、楽しもう」という気持ちが心の底から湧きがってくるのです。そして、シンプルながらバランスを考えて自分の手で作っています。料理自体が物凄く好き!というわけではないのですが、こういう作業も(皿洗い含めて)それなりに楽しいんだねっていう感じ。とにかく、一つ一つの事柄をゆっくり、丁寧に行うようになったのです。

 

すると今まで何気なく食べていた物が、とても美味しく新鮮に感じられる。ずっと前から食べているのに「これ、こんな味していたんだ!」と初めて気付くことが多くなりました。そして、ドカ食いがなくなりました。

 

前まではとにかく口や胃の中に突っ込んでいく・・・という作業でした。まるで、一種の自傷行為でもあり、憂さ晴らしとしての行為で、料理・後片付けを含んだ食事という行為を楽しむ・・・ということがなかったんです。勿論、食べることが基本好きなので美味しいと思ったことは数えきれないほどありますが、「自分が自分として感じている」というのは生まれて初めてのように思えます。

 

そして、甘い物も大好きなので、前は同じくドカ食いのオンパレードでした。でも、今は昼食後に紅茶と一緒に一つだけ、心の底から味わって食べています。そして、スーパーやコンビニで売られているお菓子を買わなくなりました。どうせ味わうのなら、地元のお菓子屋さんや出かけた時にしか買えない物が良い。そして、「ここのお店のケーキ、こんなに美味しかったんだ」って・・・一人何とも言えない感動を覚えるのです。ずっと何年も前から食べているのにね。

 

こうやってゆっくりと、食事を楽しむことによって、食品に対する畏敬の念が芽生え始めました。人間も生き物である以上、他の命をもらわないと生きていけない。「巡り巡って私のところまで来てくれたんですね。どうもありがとう、美味しく頂きます。美味しい・・・!とても幸せだな・・・満たされているな・・・」という建て前的なものではなくて、心の深い深い奥底からそう思えるんです。それも強制的に自分を思いこませようとしたのではなく、自然と湧き上がってきて止まらない。

 

もう一つ。私はずっとダイエットに励んでいました。

そして、がむしゃらに痩せることと健診の結果を良くすることだけを念頭に置いていました。でも、どんなに頑張っても思うように痩せなかった。それどころか太っていく・・・今ならその理由が痛いほど分かります。私が、私のことを愛せていなかった・・・その鬱々とした想いが身体にもはっきりと出ていたのです。

 

そして、悟りました。

 

自分を自分として認め、愛することが出来ると自然と痩せていくんですよね。

 

ダイエット!健康!ダイエット!健康!と闇雲に意識しなくったって・・・

 

いや。痩せていく・・・とういうよりは・・・

 

心が不健康であるが故に体内に溜まってしまっていた毒とお別れをし、

 

身も心も本当の自分に返っていく・・・と言った方がいいでしょう。

 

 

 

食事はその気さえあれば一人でも楽しめます。作家・森鴎外の娘、森茉莉さんもそんなタイプではないでしょうか。彼女の綴るエッセーでは、日常の何気ない物がとても品に溢れ、輝いています。彼女の数々の著作は、まるで宝石箱のように煌めいています(*^_^*)

 

そして、二人以上でもまた違った楽しさがある。そこに自分のことを健全に愛している自分がいてくれさえすればね・・・・・・

 

前置きとイカボード先生の名前の由来

ブログのタイトルを変えました。大好きなアニメ赤毛のアンのエンディングから名前を取りました。「さめないゆめ」というのは短いながら、アンの世界観を鮮明に美しく映し出した曲です。美しいながらも、同時にどこか切なげな響きも秘めています。それはマシュー、マリラが老いて弱っていく姿、アンとマシューの永遠の別れ、アンの成長を喜ぶと同時に寂しく思うマリラの心境が反映されているためではないかと思います。時が過ぎていく喜びと悲しみをオーケストラの美しい音色で表した名曲だと思います。

 

そして本題。

 

イカボード先生とはディズニーアニメのキャラの名前です。

小さい頃ディズニーの短編アニメも結構見ていたのですが、イカボード先生については未見だったのか記憶にありません。見たのは大人になってからです。この先生、見た目は優男風ですが要領が良く、美人のカトリーナを虜にします。そんな先生をライバル視する元祖ガストン(美女と野獣)ともいえるブロムも登場。

 

さて、私が何より気になったのはその独特な名前。

 

イカ(海で泳いでいるあの生き物)ボード(板)・・・・・・???

 

はあ!???

 

先生には大変失礼ですが最初見た時はこんな印象でした(笑)

 

・・・で、この不思議な名前の元ネタらしきものを見つけました。

西洋文化勉強中のため聖書を少しずつ読んでいるのですが・・・その中になんと「イカボド」という名前が出てくるではありませんか!

ただし、この名前・・・「栄光は失われた」とかいう余りありがたくない意味なのだとか。聖書は名前やら地名やらごっちゃりしていて、理解しきれないまま読み進めているので、正確な由来は忘れましたが、このイカボドのお父さん(確かピネハスという名前だったような)が神様に対してよろしくないことをしたため、生まれてきた子供にこんな名前がつけられたのです。

 

というわけで、アブラハムの宗教圏では不吉な縁起の悪い名前ととらえていいでしょうね。事実、イカボード先生のお話は決してほのぼのしているわけでもないし、カトリーナを虜にした後もとんでもない災難に会いますし・・・・

 

聖書を読んでいると西洋文化の元ネタがわかってくるので面白いです。難しいけれど・・・

 

「爆転シュート ベイブレード」から垣間見えるロシアの事情

私は子供時代少女漫画より少年漫画が好きで、コロコロコミックを買って読んでいました。一人っ子で男兄弟がおらず、買うのが恥ずかしくて親に買ってきてもらったりしたこともいい思い出です(笑)

その中で好きだった漫画の一つに「爆転シュートベイブレード」があります。ベイブレードというベーゴマホビーを題材にした漫画です。そのベイブレードを使って相手と勝負をする、全国・世界トーナメントを目指すという少年ものの王道です。

 

色々な国のチームが登場するのですが、その中に最後の強敵ポジションでロシアチームがいます。彼等だけは他の国のチームと比べると、かなり暗く殺伐としています。ビジュアルも年相応の少年達ではなく、軍人スタイルなのです。リアルタイムで見ていた当時は「いかにも少年漫画チックな敵だな~」くらいにしか思っていなかったのですが、世界史に興味を持って勉強をしているとなかなか暗い事情があることが分かりました。

ベイブレードの舞台は1990年代末期から2000年代初期ですが、この時代から約10年前、ロシアにはある大きな歴史的事件が起きています。それは・・・

 

ソ連崩壊

 

ソ連が崩壊した時、私は幼児でしたが覚えていません。世の中のことを認識出来るようになった年頃にはロシアは既にロシアでした。なので、親・祖父母世代や少し古い漫画でロシアのことを「ソ連、ソヴィエト」と言っているのが何のことか分からなかった。

「ロシアはロシアでしょ?」って。

 

ベイブレードはコロコロの漫画なので、主要人物は少年達です。年齢は10代前半から半ばくらい。ロシアチームの子達も同じ年齢なので、そこから差っ引いて考えると生まれたのは私と同じくらいの1980年代末期から1990年代初め。なので、彼等は乳幼児の頃にソ連崩壊をもろに経験しているのですね。

ロシアチームのリーダーであるユーリと腹心のボリスの生い立ちを書いた小説も、漫画原作者の青木先生のサイトで発表されているようです。それを見るとやはり、ソ連崩壊の影響で家庭が壊れてしまったことが示されています。

また、アニメのロシア編では修道院で大勢の子供達がベイブレードを使った軍事的訓練を受けているのですね。この子達もまたどこか陰鬱なオーラを纏っています。もしかしたら、小説のユーリのような家庭の事情で修道院に孤児として連れて来られた、もしくはやって来た子達なのかもしれません。

どうして、ロシアチームだけがこれほど殺伐としているのか、ロシア編だけどうしてこれほど暗く陰惨な感じがするのか・・・余りにもリアルなお国の事情があったからなんですね。

そして、原作・アニメの両方でロシアチームの統括者であるヴォルコフという大人キャラが出ます。この人はいかにも悪人チックで、ベイブレードと子供達を使って世界征服を企むという漫画ではよくある設定のキャラですが、上記のお国の事情を考えるとそんな考えに突っ走ってしまったのも頷ける気がします。彼は若い頃に国の体制ががらりと変わるということを経験しています。社会主義共産主義、冷戦時代を肌身で感じてきていた世代だと思いますし。世界征服なんてことを考えだしたのは、資本主義国だったり崩壊してしまった祖国に対する報復の意味もあるのかなと想像してみたり。

 

原作者の青木先生や製作スタッフもニュースや新聞で当時のソ連崩壊を知っている年代の人達なので、ロシアチームに対してはそんな背景を意識しているのかもしれません。

 

ちなみにロシアチームの名前は「ボーグ」と言います。ボーグとはスラブ神話の神様の名前で、光や善を司るのが「ベロボーグ」、反対に闇や悪、死を司るのが「チェルナボーグ」です。チェルナボーグはディズニーの音楽映画・ファンタジア「禿山の一夜」に巨大な悪魔の姿として登場しています。

 

ベイブレードは子供向けの漫画・アニメですが、こういう細かいところがきちんと作り込まれているのが凄いなと大人になった今思います。

 

 

「ハプスブルクの宝剣」(藤本ひとみ 1995年)

 一時藤本先生の西洋歴史小説にはまって読んでました。藤本先生の作品の中で私の好きなもののひとつです。ネタバレあります。

 

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「雨に唄えば」(1952年 アメリカ)

アメリカの有名なミュージカル作品です。

 

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漫画「おーい!竜馬」に出てくるあの外国人

中学生の時、親が知り合いから「おーい!竜馬」を借りてきました。歴史好きだった私にしきりに勧めてくるのですが、私は興味を示さず。でも、とうとう折れて読み始めると、親以上にはまって自分で本を買うようになりました(笑)

 

この作品にはある外国人が登場します。

その名はジョン・エリック。オリジナルキャラながら、竜馬と同じ土佐出身のジョン万次郎との接点を持たせた重要キャラです。作中で多くは語られていませんが、このジョン・エリック、実はユダヤ人(もしくはユダヤ系)だったのではないか・・・と思われます。

遭難した彼が土佐で初めて竜馬に出会った時、坂本家の家紋を見て自分のお守りを取り出すのですがそれが「ダビデの星六芒星)」なのです。子供心に「外国の人なのに十字架じゃないんだ・・・」とは思っていましたが、今考えると彼はユダヤ系の人だったのでは?という気がしてなりません。こじつけかもしれませんが、本国に帰ったあと商人として成功していることもそうなのかも(一般的なユダヤ人のイメージはお金の遣り繰りが上手)

 

もしかして、武田先生もしくは小山先生は「欧米社会で虐げられてきたユダヤ人」と「土佐の中で虐げられてきた郷士」という共通点でジョンと竜馬を繋げたのかなと私は推測しています・・・本当のところはどうかわかりませんが。