随想手帖

時に真面目に、時にゆるく綴っております。ちなみにオタク(腐)です。

「破局」(ダフネ・デュ・モーリア)異色作家短篇集⑩

シャーリィ・ジャクスンに続いて、このシリーズ二人目の女性作家さんです。ジャクスンはアメリカですがモーリアはイギリス生まれ。 彼女の作品はヒッチコックによって映画化されており、『レベッカ』と『鳥』などがあります。(『レベッカ』の方は見ましたが…

「無限がいっぱい」(ロバート・シェクリィ)異色作家短篇集⑨

タイトルどおり縦横無尽の物語が詰まった一冊です。 作者はブロックに引き続き、アメリカ生まれのロバート・シェクリィ。 日常から宇宙まで幅広いテーマで溢れているため、ぶっ続けで一気に読むと頭がくらくらしてきます(@_@)

アニメ「宝島」は801の視点でも完成度が高いと思う。

アニメ「宝島」はジョン・シルバーを男の憧れる理想の男として描いたことにより、原作以上に忘れがたい魅力を持ったキャラクターになりました。 そのシルバーに憧れる存在としての位置づけが主人公のジム少年です。 ※以下、がっつり腐ネタですので苦手な方は…

『マダムと泥棒』のどうでもいい萌えポイント+α (がっつり腐ネタ)

『マダムと泥棒』が大好きなんですけれど、この古き良きブリティッシュコメディ映画を萌え視点で見た人は世界広しと言えどいないはず。 特に腐の目線では。 世界中探しても私ぐらいかもしれません(-_-;) 以下、ディープな腐ネタありますので苦手な方は引き返…

「血は冷たく流れる」(ロバート・ブロック)異色作家短篇集⑧

ロバート・ブロックはアメリカの作家でヒッチコックの有名な映画『サイコ』の原作者だそうです。 映画自体は見ていませんが、あのシャワーシーンだけは見ました。アニメ・カービィでパロディにされていたので。 文章・構成に無駄がなく、冷たく切れ味の鋭い…

「炎のなかの絵」(ジョン・コリア)異色作家短篇集⑦

ジョン・コリアはイギリス出身ですがアメリカでの活動が長い作家さんです。 (あのブラッドベリからも賞賛されたのだとか) しかし、このシリーズではダールに続いてブリティッシュブラックユーモアを発揮しています。 可愛らしいorシンプルなタイトルとは裏…

創作の中に見える宗教観 - 西洋ファンタジーに憧れていたけれど、実際に書いてみたら・・・

ツイッターでも書きましたが、大学時代オリジナルの小説を一本書いたことがあります。(捨ててしまったので手元にはありませんが) 小さい頃から西洋ファンタジーの世界が大好きなんです(*^_^*) ディズニーとか、スピルバーグのアニメとか、ジブリとか・・・…

「トマシーナ」(ポール・ギャリコ)

小さい頃、「トンデモネズミの大冒険」というアニメを見ました。イギリスを舞台にしたネズミのファンタジーです。そのアニメが面白かったので、原作者のギャリコを調べてみていくつか本を読みました。 彼はかなりの動物好き(その中でも特に猫が好きらしい)…

「ピノコ」という存在

手塚治虫先生の描いた医療漫画の金字塔「ブラックジャック」。 この漫画との出会いは中学生時代の英語の教材でした。 (本当は学年誌に載っていた「おまじないネコ チャクラくん」という漫画でブラックジャックのパロディをやっていたので、そっちが先なんで…

「モンティ・パイソン ある嘘つきの物語 グレアム・チャップマン自伝」(2012年 イギリス制作)

タイトルのとおり、モンティ・パイソンのメンバーの一人、グレアム・チャップマンの自伝映画です。

「くじ」(シャーリイ・ジャクスン 1949年)異色作家短篇集⑥

異色作家短篇集初の女性作家さんです。男性とは違う、女性ならではの怖さが如何なく発揮されています。宇宙や仮想未来を舞台にしたSF要素はなくて、日常に潜む狂気や闇を描いている短篇集です。

宗教と信仰はなくならないと思う。

この先、宗教がなくなる・・・という見解も一部あるようですが、私はなくならないと思います。むしろ、これからの時代ますます宗教が必要となり、そこに回帰していく人も多いかもしれない。 今まで残ってきた大きな宗教(神道・仏教・キリスト教・ユダヤ教・…

「蝿」(ジョルジュ・ランジュラン 1965年)異色作家短篇集⑤

次はジョルジュ・ランジュランの作品より。 彼はイギリス人の両親の間に、パリで生まれました。その後もロンドンとパリを行き来しながら育ち、英語・フランス語のバイリンガルになったそうです。 そのためか、彼の作風はダールに比べるとイギリス的ブラック…

欧米の女性作家さんのとある傾向

・・・とはいっても、たくさんの作家さんの本を読んだわけではありません。 しかし、今まで読んだ欧米の女性作家さんの本について、「あれ?」と思う所が結構あったので・・・ 私がそんな疑問を抱いたのは、以下の方々。 ★ サラ・パレツキー (女探偵 V・I・…

聖書はもっとお堅いと思っていたけれど・・・

この間、聖書の『詩編』を漸く読み終わりました。長かった~・・・ この数日で『箴言』、『コヘレトの言葉』を読みました。今は『雅歌』です。 私はキリスト教を信仰しているわけではありませんが、『箴言』『コヘレトの言葉』にはだいぶ救われました。 最近…

アニメ「宝島」の魅力を語る その①

シルバーが原作に比べて、「男の中の男」に描かれていると評判だったので、ついにアニメの方も見ました!うん、確かにシルバーかっこよかった(>_<)若山弦蔵さんの渋いボイスと相まって、まさしく「男の中の男」でしたわ~。男性ファンが多いそうですが、あれ…

「ラベンダー・ヒル・モブ」(1951年 イギリス制作)

イーリングの白黒コメディ映画です。イーリング映画でおなじみのアレック・ギネスが主人公!彼の悪巧みの相棒をスタンリー・ホロウェイが演じています。 そして、あのオードリー・ヘップバーンも序盤にチョイ役で出ています。

「赤裸々な事実」(1957年 イギリス制作)

イギリスの白黒コメディ映画。典型的ブリティッシュコメディです。ピーセラさん目当てで見ました~♪ 日本ではマイナーだと思います。ピーセラさんはこういう白黒映画にも結構出てるんですよね。

「舞踏会の手帖」(1937年 フランス制作)

フランスの白黒映画です。『禁じられた遊び』の時もそうでしたが、フランス映画はイギリス・アメリカとは一味も二味も違う、雰囲気を持っていますね~。何というか不思議系に近い感じです。

「カインドハート」(1949年 イギリス制作)

イーリングスタジオのブラックコメディです。イギリスの名優、アレック・ギネスが一人八役をやったことでも有名。(主人公ではなく脇役の方)

忘れてはいけないもの。「人によって態度を変える」ことへの思い

「裏表の激しい」「人によって態度を変える」人に悩まされている方は多いようですね。特に私みたいに「不器用」「要領が悪い」「とにかく仕事では真面目一本」のようなタイプは。

「13のショック」(リチャード・マシスン)異色作家短篇集④

アメリカの作家さんが続きます。次はリチャード・マシスンという作家さん。彼は映画プロデューサーや脚本家の肩書もあるそうです。凄いですね~!(@_@) 藤子先生がマシスンの『吸血鬼』という作品のオマージュ漫画を描いているようです。藤子先生もこのシリ…

「一角獣・多角獣」(シオドア・スタージョン 1964年)異色作家短篇集③

ブラウンに続きアメリカの作家さんです。ダールの「キス・キス」の読後、このシリーズをもっと読みたくなり、Amazonで購入しました。少しずつ買っていこうと思い、ブラウンとスタージョンのを注文。しかし、全巻制覇したくなりついにマシスン以降の作品をま…

「さあ、気ちがいになりなさい」(フレドリック・ブラウン) 異色作家短篇集②

異色作家短篇集の中でも、屈指の強烈なタイトルだと思います。 ダールの皮肉たっぷりのブリティッシュストーリーとは打って変わって、今度はアメリカンストーリーです。(訳はあの星新一さん!) 同じブラックな作品でも、イギリスとアメリカはやっぱりどこ…

「キス・キス」(ロアルド・ダール 1960年) 異色作家短篇集①

私が一番最初に買った異色作家短篇集です。コーチャンフォーにこのシリーズがずらーっと並んでいました。2005年出版の新装版はカラフルで並ぶとグラデーションになっていて綺麗なんですね。その色と「一味違う異色な作品」というキャッチコピーに惹かれて、…

「失楽園」(J・ミルトン 17世紀)

失楽園といえば、私が子供の頃にちょっと流行っていましたね。現代日本の男女の不倫物語として。 でも、本来は聖書でアダムとエヴァが楽園を追放された場面から来ているんですよね。それまでの流れを壮大な叙事詩として書き上げたのが、イギリスの詩人、ジョ…

「ゆるい繋がり」がもっと増えますように・・・『コミュニティ』に対して思うこと

自分の職業柄かいわゆる『地域おこし』とか『まちづくり』ということに興味を持って、色々なブログやサイトを見て考察しています。(でも、仕事としては二度とするつもりはないです・苦笑) すると、年々その地域ごとに『地域コミュニティ』がたくさん創られ…

「グレート・ギャツビー」(フィッツジェラルド 1925年) 

20世紀のアメリカを代表する文学とのことで読みました。 ちなみに、作者のフィッツジェラルドの奥さんの名前は『ゼルダ』といいます。あの「ゼルダの伝説」のゼルダ姫の名前は彼女から取られたそう。何となくゲルマンチックな響きを感じます。 ※ ネタバレあ…

日本とヨーロッパで違う、昔話に出てくる『あの人』の呼称

日本昔話、ヨーロッパ昔話・・・ 国・言語・風土・文化・宗教違えど、人間が生きている以上、テーマや設定の共通点も多かったりしますよね。 その中で、『似ている要素を持ちながら、決定的に違うポジションの人』がいることに気付きました。 『お城に住み、…

プリンス・ジョンが割と史実通りだった件

今、イギリス史の本を読み進めています。時代はジョン失地王が出てくるところです。 ジョン王はイギリスでも相当評判が悪いらしく、「縁起が悪いから」という理由で後世の王たちに「ジョン」という名前の者がいなかった・・・という噂まであるいわくつきの人…