随想手帖

時に真面目に、時にゆるく綴っております。ちなみにオタク(腐)です。

読書

「夜の旅 その他の旅」(チャールズ・ボーモント)異色作家短篇集⑫

スタンリイ・エリンの「特別料理」については最初に書いたので、お次は「夜の旅 その他の旅」になります。このシリーズの中でもお気に入りの一つです。中には声出して笑うお話もいくつかあったり。 原作者はアメリカ出身のチャールズ・ボーモント。彼はブラ…

「チップス先生さようなら」(読書&映画:1939年版)

イギリスの伝統的パブリックスクール、ブルックフィールド校。そこに長年勤めている名物教師、チャールズ・チッピング(通称チップス)の生涯を描いた作品です。 原作者はもちろんイギリス人作家のジェームズ・ヒルトン。 私が今回見たのは1939年のモノクロ…

「破局」(ダフネ・デュ・モーリア)異色作家短篇集⑩

シャーリィ・ジャクスンに続いて、このシリーズ二人目の女性作家さんです。ジャクスンはアメリカですがモーリアはイギリス生まれ。 彼女の作品はヒッチコックによって映画化されており、『レベッカ』と『鳥』などがあります。(『レベッカ』の方は見ましたが…

「無限がいっぱい」(ロバート・シェクリィ)異色作家短篇集⑨

タイトルどおり縦横無尽の物語が詰まった一冊です。 作者はブロックに引き続き、アメリカ生まれのロバート・シェクリィ。 日常から宇宙まで幅広いテーマで溢れているため、ぶっ続けで一気に読むと頭がくらくらしてきます(@_@)

「血は冷たく流れる」(ロバート・ブロック)異色作家短篇集⑧

ロバート・ブロックはアメリカの作家でヒッチコックの有名な映画『サイコ』の原作者だそうです。 映画自体は見ていませんが、あのシャワーシーンだけは見ました。アニメ・カービィでパロディにされていたので。 文章・構成に無駄がなく、冷たく切れ味の鋭い…

「炎のなかの絵」(ジョン・コリア)異色作家短篇集⑦

ジョン・コリアはイギリス出身ですがアメリカでの活動が長い作家さんです。 (あのブラッドベリからも賞賛されたのだとか) しかし、このシリーズではダールに続いてブリティッシュブラックユーモアを発揮しています。 可愛らしいorシンプルなタイトルとは裏…

「トマシーナ」(ポール・ギャリコ)

小さい頃、「トンデモネズミの大冒険」というアニメを見ました。イギリスを舞台にしたネズミのファンタジーです。そのアニメが面白かったので、原作者のギャリコを調べてみていくつか本を読みました。 彼はかなりの動物好き(その中でも特に猫が好きらしい)…

「くじ」(シャーリイ・ジャクスン 1949年)異色作家短篇集⑥

異色作家短篇集初の女性作家さんです。男性とは違う、女性ならではの怖さが如何なく発揮されています。宇宙や仮想未来を舞台にしたSF要素はなくて、日常に潜む狂気や闇を描いている短篇集です。

「蝿」(ジョルジュ・ランジュラン 1965年)異色作家短篇集⑤

次はジョルジュ・ランジュランの作品より。 彼はイギリス人の両親の間に、パリで生まれました。その後もロンドンとパリを行き来しながら育ち、英語・フランス語のバイリンガルになったそうです。 そのためか、彼の作風はダールに比べるとイギリス的ブラック…

欧米の女性作家さんのとある傾向

・・・とはいっても、たくさんの作家さんの本を読んだわけではありません。 しかし、今まで読んだ欧米の女性作家さんの本について、「あれ?」と思う所が結構あったので・・・ 私がそんな疑問を抱いたのは、以下の方々。 ★ サラ・パレツキー (女探偵 V・I・…

聖書はもっとお堅いと思っていたけれど・・・

この間、聖書の『詩編』を漸く読み終わりました。長かった~・・・ この数日で『箴言』、『コヘレトの言葉』を読みました。今は『雅歌』です。 私はキリスト教を信仰しているわけではありませんが、『箴言』『コヘレトの言葉』にはだいぶ救われました。 最近…

「13のショック」(リチャード・マシスン)異色作家短篇集④

アメリカの作家さんが続きます。次はリチャード・マシスンという作家さん。彼は映画プロデューサーや脚本家の肩書もあるそうです。凄いですね~!(@_@) 藤子先生がマシスンの『吸血鬼』という作品のオマージュ漫画を描いているようです。藤子先生もこのシリ…

「一角獣・多角獣」(シオドア・スタージョン 1964年)異色作家短篇集③

ブラウンに続きアメリカの作家さんです。ダールの「キス・キス」の読後、このシリーズをもっと読みたくなり、Amazonで購入しました。少しずつ買っていこうと思い、ブラウンとスタージョンのを注文。しかし、全巻制覇したくなりついにマシスン以降の作品をま…

「さあ、気ちがいになりなさい」(フレドリック・ブラウン) 異色作家短篇集②

異色作家短篇集の中でも、屈指の強烈なタイトルだと思います。 ダールの皮肉たっぷりのブリティッシュストーリーとは打って変わって、今度はアメリカンストーリーです。(訳はあの星新一さん!) 同じブラックな作品でも、イギリスとアメリカはやっぱりどこ…

「キス・キス」(ロアルド・ダール 1960年) 異色作家短篇集①

私が一番最初に買った異色作家短篇集です。コーチャンフォーにこのシリーズがずらーっと並んでいました。2005年出版の新装版はカラフルで並ぶとグラデーションになっていて綺麗なんですね。その色と「一味違う異色な作品」というキャッチコピーに惹かれて、…

「失楽園」(J・ミルトン 17世紀)

失楽園といえば、私が子供の頃にちょっと流行っていましたね。現代日本の男女の不倫物語として。 でも、本来は聖書でアダムとエヴァが楽園を追放された場面から来ているんですよね。それまでの流れを壮大な叙事詩として書き上げたのが、イギリスの詩人、ジョ…

「グレート・ギャツビー」(フィッツジェラルド 1925年) 

20世紀のアメリカを代表する文学とのことで読みました。 ちなみに、作者のフィッツジェラルドの奥さんの名前は『ゼルダ』といいます。あの「ゼルダの伝説」のゼルダ姫の名前は彼女から取られたそう。何となくゲルマンチックな響きを感じます。 ※ ネタバレあ…

プリンス・ジョンが割と史実通りだった件

今、イギリス史の本を読み進めています。時代はジョン失地王が出てくるところです。 ジョン王はイギリスでも相当評判が悪いらしく、「縁起が悪いから」という理由で後世の王たちに「ジョン」という名前の者がいなかった・・・という噂まであるいわくつきの人…

私が読んでいて辛くなる本の傾向

私にとって本を読むというのは、単なる娯楽ではなくて勉学の意味もあります。父は「面白くなかったら途中でやめればいいんだから~」と言っていましたが、私は「何か一つでも多く学びたい」と思っているので大体最後まで読みます。 ・・・とはいえ読むのが大…

「ゴリオ爺さん」(バルザック 1835年)

『月と六ペンス』の作者、サマセット・モームが『世界の十大小説』に挙げているので読みました。

「宝島」(スティーヴンソン 1883年) 

超有名な海洋冒険小説ということで読みました。 確かに『大海賊の隠した財宝』『謎の島』『海賊との戦い』ということで、宝探しものの定番でしたね。

「二都物語」(ディケンズ 1859年)

「クリスマス・キャロル」の次に読んだディケンズの小説で、革命期のフランスとイギリスの二カ国に跨る男女の愛を描いた長編大作です。

「透明人間」(H.G.ウェルズ 1897年)

元祖SF作品群が面白い!・・・ということでウェルズの「タイムマシン」に続き、「透明人間」を読みました。 私が「透明人間」という言葉を知ったのは、小さい頃見ていたNHK教育テレビの「おかあさんといっしょ」という番組だったかもしれません。その番組の…

○○由来?と思われるワンピースのキャラクター

少年ジャンプが誇る少年漫画ワンピース。おそらく今一番日本で知名度の高い漫画ではないでしょうか。私が小学校高学年ぐらいに漫画がスタートし、私自身は中学生の頃はまって読んでいました。ちょうどその頃はアーロン編。アニメも水曜日の夜7時からで、毎週…

ハリポタから見えるイギリスの階級事情

ハリポタシリーズは最初、親が買ってきて読んでいました。私は興味なかったのですが、「面白いから読んでみなよ」と何度も勧められて読みました。その頃は2巻の「秘密の部屋」が出ていた頃で、何故か1巻の「賢者の石」をすっ飛ばして先に2巻を読みました(笑…

「月と六ペンス」(S・モーム 1919年)

イギリスの作家、サマセット・モームが書いた作品。実在の画家ゴーギャンをモデルにしたとされている。物語は主人公(=「私」)の視点で書かれている。「私」から見た画家・ストリックランド氏(=ゴーギャン)を追っていく形のストーリー。

「ハプスブルクの宝剣」(藤本ひとみ 1995年)

一時藤本先生の西洋歴史小説にはまって読んでました。藤本先生の作品の中で私の好きなもののひとつです。ネタバレあります。

「特別料理」(スタンリイ・エリン 1956年) 異色作家短篇集⑪

異色作家短篇集は全部読みました。とりあえず思いついたものから感想書いて行こうと思います。エリンの短篇集「特別料理」は20巻あるうちで印象に残っているものの一つです。

「クラバート」(プロイスラー 1971年) 

ドイツの作家・プロイスラーの書いた「クラバート」。ジブリ映画「千と千尋の神隠し」を元ネタとなったと言われているので読んでみました。

「タイムマシン」(H.G.ウェルズ 1895年)

SFの父と言われているウェルズのタイムマシンを読みました。 本格的初ウェルズです。(短編は別の本で読みましたが) この作品が書かれた頃って、日本で言うと明治時代ですよね。ついこの間まで江戸時代だった頃ですよね!?それが何だか信じられなくて・・…