随想手帖

時に真面目に、時にゆるく綴っております。ちなみにオタク(腐)です。

笑い、品性、知性、教養

「特定の人を執拗にいじる」という笑いが苦手です。平等に公平にいじったり、いじりが度を過ぎていないものなら大丈夫なのですが・・・昔、とあるギャグマンガが好きで見ていた時期があったのですが、上記のようなことがあって読まなくなりました。段々キャラいじりがいじめになっているように見えて。あとお笑い番組等でやる「容姿ネタ」も苦手です。女性芸人の方々が「いじられてなんぼ」と思っていたとしても、自虐ネタとして使っていたとしても、そういう容姿をネタにすることでしか笑いは取れないのでしょうか?もっと面白そうなネタはありそうなんですが・・・

 

私が今一番はまっているお笑いというのがイギリスのモンティ・パイソンなのです。このグループもなかなか攻撃的で前衛的で、いろんなもの(同性愛、人種、階級etc.)をネタにいじりまくっていますが、あそこまで突き抜けて全力でやっているとむしろ清々しいです。自分達の国の王室や宗教ネタですらやってしまうんですから。(というか、そういうことをバカにしている自分達さえも笑いにしている?)

下品でぶっ飛んでいて、それでいて時には知識や教養を必要とするネタを繰り出してくる・・・こんな笑いがあるものなんですね。ネタ自体は前述のとおり、下ネタ満載だったりするのですが、その中にもどこか知性や品を感じさせるのです。ブリティッシュコメディにおいて彼等の先輩格にあたる、私の好きな俳優ピーター・セラーズもまさにそんなタイプです。彼の演じたクルーゾー警部はまさに「笑いの神に愛された男」でして、作中でもとにかく派手に動く動く。そして、美女とのうふふな展開も多いのに、不思議と下品な感じはしないのです。クルーゾー警部のようなキャラに知性と上品さ、色気を持たせるのはまさにピーター・セラーズであればこそだったのでしょう。(彼に限らずイギリスの俳優さんは皆どこかそんな上品さを持っていますが)

 

あと、アニメのキャラそれを体現しているのがルパン三世。彼はスケベで不二子ちゃんにパンツ一丁でダイブしたり、彼女以外でも美女と見れば鼻の下を伸ばす・・・そんな女好きな男ですが、彼もまたノーブルであり知性と教養を感じさせるタイプなんです。その優雅さは貴族にも通じ、さすがアルセーヌの血筋です。

 

下品さや騒々しさの中から垣間見える上品さ、知性、教養、あのからくりはどうやったら出来上がるのでしょう?不思議でなりません。

 

日本のお笑いでも歴史や文学を扱ったネタをやったら結構面白そうな気もします。勉強にもなりますし。さすがに王室ネタとかになると無理でしょうが(苦笑)