さめないゆめ・・・

HSP・内向型人間が綴るブログ。日々の雑感、自分が自分であること、人生について、本や映画の感想(イギリス、ヨーロッパ多め)などについて書いています。

公務員に向く人とは・・・『組織に○○出来る人』。あと公務員にまつわるお話も。

私は現在公務員の仕事をしています。でも、来年に辞める予定です。

次の仕事が明確に決まったわけではありません・・・が。8年間働いて、組織の中で働き続けることは、私にとって苦痛以外の何物でもないということを嫌というほど悟りました。

ここまで来るのに凄く悩みました。それこそ落ちるところまで落ちたぐらい。

 

「自分と同じぐらいの年代の同僚・後輩達は皆生き生きとしているのに、どうして自分だけ周りと浮いているんだろう?どうして自分だけこんなにエネルギー量が少なく、疲れやすいんだろう?どうして自分だけ“普通”になれないんだろう?」って・・・

 

ブログのタイトルのところにも記載していますが、私はHSPかつ内向型の人間です。詳しくは、以下のサイトをご参照ください。ここ最近では、私も含めたこういう性質の人達の存在も少しずつ認知されてきたように思えます。

 

ハイリー・センシティブ・パーソン - Wikipedia

内向型でも大丈夫

 

 

この性質を持つ私が組織の中で働いていて、「ここで働き続けるのは無理だ」と感じたこと。

それは・・・『自分のペースを乱される』ことです。

例えば私は今、窓口業務を担当しています。でも、来客対応の他にも事務仕事もやらなければなりません。

それを集中して終わらせたい時に次々とお客さんが来るということが、本当につらくてたまらないんです。一人二人ならまだしも立て続けに何人もとか、それも一息ついた時に良いタイミングで来たりとか・・・

お客さんばかりではなく、係りが徴収してきたお金も受け取らなければなりません。

それを回避するために、朝早めに出て誰もいない時に事務仕事を終わらせたりもしました。勤務時間終了後はとにかく帰って「一人の時間」を確保して心身を休めなければならないので、残業は基本的にしないのです。

 

とにかく、自分のペースを乱されるというのが苦痛そのものでした。

事務仕事自体は嫌いではないんです。ほとんどお客さんが来ない日というのもありまして、そういう時は事務の量が多くても全然疲れた感じはしないのです。

今までは、「それは私が未熟なせいなんだ。だからもっと頑張らないと!」と自分自身に喝を入れていたのですが、もう限界になりました。自分を誤魔化せなくなったんですね。

だって「やりたくないことを無理してやっている状態」だから。

 

この『自分のペースを乱されるのが嫌、自分のペースで仕事が出来ないことに不満を感じる、一人で集中して仕事をしたい』というのはHSP・内向型の特徴の一つだそうです。

勿論、HSP・内向型気質であっても自分に折り合いをつけて組織の中で仕事をしている人もたくさんいると思いますので、「組織に不向きか」・・・と言われれば一概には言えません。

ただ、私の場合は頑固過ぎたというか柔軟性がなかったんですね。

 

公務員に限らず組織に属するということは、『組織のペースで仕事をしなければならない』ということだと思います。

この部分で、私は自分の性質と職場の気風とを照らし合わせて妥協することが出来ませんでした。

それに、組織で働いていると組織の色々な矛盾に気付いてしまいます。例えば、

公務員だと「住民のために働く」というのが建前ですが、実際の業務は無駄が多く、またそれを改善する意欲もない人ばかり・・・みたいな。

私はこの点でも上手く流すことが出来ませんでした。

大きな目標を掲げて「組織を良い方向に変える!」というのも無理な話ではないでしょうが、それには多大なエネルギーが必要です。それこそ自分の信念をかけなければいけないかもしれません。

私にはそのようなエネルギーはなかったし、また「組織を~」という目標もありませんでした。

ただ、お金をもらっている以上はきちんと仕事をしようと思い、自分なりに真摯に向き合ってきました。でも・・・今の職場だとそれさえも危ういんですね。悲しいことに・・・

 

ここで、タイトルの「公務員に向く人」とは・・・を述べます。

ずばり、『組織に順応できる人、組織に対して疑問を持たない人、ある程度のことは妥協が出来る人』です。

 

向かないのは上記のものと逆の性質を持つ人です。

 

「地域のために!」という輝かしい思いを持って入って来ても、実際に仕事をしていくとその思いを見事に打ち砕かれることでしょう。

それぐらい、公務員の仕事というのはいわゆる「お役所仕事」なのです。

自分が何かしたくても、規則や条例、あるいはその組織に根付いている独特の人間関係(職員同士だったり、職員と住民だったり)という壁がありすぎるのです。

 

それから、公務員が好まれる職業として「安定している」というのがあるというのはよく聞かれるでしょう。

でも・・・私は必ずしもそうは思えないんですね。特に私が勤めているような小さな役所では・・・

 

小さな市町村が抱える共通の問題として「過疎化・人口減少」があります。

そして、公務員の給料は「税金」から払われています。

 

・・・もうおわかりですね?

 

そこに住む人間がいなければ、ゆくゆく自治体は消滅し、公務員だって行く場所がなくなるわけです。まあ、これは極論ですけど。

実際は、消滅する前に近隣の自治体と「合併」ということになるのでまだ時間はあると思います。

・・・が。今まで別々にやってきていた自治体同士がくっつけば、今までになかった問題というのも当然出てくるわけで・・・私も詳しくは知らないのですが、そういう闇は知り合った人から、ちらり聞いたことがあります。

 

また、年々職員数が減っているところだと、一人一人の仕事量が増えて、それに比例して辞める人も増え始め、役所内部からガタガタに ・・・という崩壊の形も全くのゼロではないかも。

 

とりあえず、「公務員はずっと安泰だから~」というのは幻想な気がします。

過疎化が進んでいる地域は特にそうかと。それを促す一つの要因として、「お役所仕事」というのも絶対に絡んでいると・・・

 

「公務員がぬるま湯に浸かり続ける時代」はもう終わりに近づいているのかもしれません・・・