随想手帖

時に真面目に、時にゆるく綴っております。ちなみにオタク(腐)です。

「第三の男」(1949年 イギリス制作)

何年か前に冒頭の部分だけちらっと見たのですが、夜遅かったのでそのまま寝てしまい最後まで見れず・・・

ようやくこの間見ることが出来ました。うちの父のおすすめでもあります。

 

※ ネタバレありますのでご注意下さい。

 

 

あらすじ

第二次世界大戦後のオーストリアの首都ウィーン。オーストリア英米仏ソによる分割統治下にあった。アメリカの作家ホリー・マーティンスは親友ハリー・ライムを訪ねてウィーンまで来た。しかし、ハリーの家を訪れると彼は先日事故死したのだと知る。ハリーの葬儀で、ホリーは一人の女性とキャロウェイ少佐に出会う。少佐から「ライムは闇取引に関わっている犯罪者だ」と告げられるが、親友を信じるホリーは真相を究明するために自ら行動を起こす。葬儀で出会った女性、アンナ・シュミットとも接触。彼女はハリーの恋人だったという。やがて、独自の調査を進める中でハリーが事故死した現場には、誰も見知らない「第三の男」がいたことを突き止める・・・

 

 

まんまと騙された・・・!の一言に尽きます(>_<)

絶対ハリー死んでたと思っていたので・・・まさかああくるとは・・・

それから黒幕については、いくつかの候補を考えておりました。

こういう犯人探しがメインのストーリーだと、「主人公以外皆怪しく見える」のは常でしょうか?(苦笑)

 

3位・・・アンナ・シュミット

作中で女優業をやっていたから男装して・・・

 

2位・・・クラビン(ホリーに講義をお願いした紳士)

親しく見せかけておいて実は裏で・・・講義をお願いしたのもホリーを足止めするため?

 

1位・・・キャロウェイ少佐

もうぶっちぎりで黒幕だと疑っていた人(^_^;) 軍隊とか警察とか、いわゆる「市民の味方」サイドに実は黒幕がいるって結構あったりしません?

 

 

少佐は、ホリーとは意見の違いからよく衝突していたのですが、本当は立派な軍人なんですよね。最後、ホリーと和解したシーンが一番好きかもしれないです。

演じたトレヴァー・ハワードさんもいかにも英国紳士って感じでかっこいいよね(*^_^*)

クラビンを演じたウィルフリッド・ハイド=ホワイトさんも、典型的英国紳士な容貌をしていて脇役ながら忘れられません!

 

主役のジョゼフ・コットンさんはヒッチコック映画の「疑惑の影」で犯人役を演じていましたね。今回は打って変わって「親友思いの熱い男」を演じています。

オーソン・ウェルズさんは『カジノ・ロワイヤル』でピーセラさんと共演していたのを覚えています。何となく顔立ちは童顔・・・なのでしょうか?

 

 

 

それにしても、アンナはどうしてホリーのことを見ようともしなかったのでしょう?

真相を知ってもやっぱりハリーのことが好きで、間接的とはいえ彼を死に追いやったホリーを恨んでいるからなのか・・・それとも、あんな酷い男に惚れていた自分が恥ずかしくて、ホリーに会わせる顔がない・・・からなのか・・・

綺麗な顔立ちとハスキーボイスは素敵でしたが、余り魅力を感じられないヒロインでしたね。

 

最後でヒロインと主人公がくっつかない・・・というところがアメリカ映画との最大の違いかなと思います。

アメリカ映画だとヒーローとヒロインが結婚してハッピーエンドだもんね。

あと男同士の観覧車も滅多に見られるものではないかと・・・アメリカ映画はヒーロー&ヒロイン重視だし。一応ヒロインがいても、男同士の友情の方に焦点を当てている映画なのでしょうね。ホリーとハリー、ホリーと少佐など・・・

 

こういう分かりやすいハッピーエンドで終わらない、イギリス映画も味があって良いんですけどね(*^_^*)

 

 

 

 

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