随想手帖

時に真面目に、時にゆるく綴っております。ちなみにオタク(腐)です。

アニメ「宝島」の魅力を語る その①

シルバーが原作に比べて、「男の中の男」に描かれていると評判だったので、ついにアニメの方も見ました!うん、確かにシルバーかっこよかった(>_<)若山弦蔵さんの渋いボイスと相まって、まさしく「男の中の男」でしたわ~。男性ファンが多いそうですが、あれは女性でも惚れるよ(*^_^*)

 

そんなシルバーの魅力を語る前に・・・まず、他のキャラたちについて見ていこうと思います~。シルバーや主人公のジム以外のキャラクターも皆生き生きとしていて、見ていて飽きないんですね。作り物のキャラクターじゃなくて、ちゃんと血の通った生身の人間が描かれているんです。

悪く言うわけではありませんが・・・昨今の萌えキャラって、どうしても作り物っぽくて・・・声・絵柄・キャラクター性がどれも同じに見えて薄っぺらく感じるんですね;

 

 シルバーとジム以外のキャラで、特に好きなのがフリント一味の面々だったりします。

昔から悪役が好きで・・・実は一番最初に惚れた海賊キャラがピーターパン(ディズニー)のフック船長です(笑)

 

まず、シルバーより先にジムと接触したビリー・ボーンズ

全ては彼がベンボー提督亭に来たことから始まります。ジムとシルバーが出会うきっかけを作った重要人物です。

彼はフリント一味の副船長で宝の地図を託されました。しかし、本編では既にシルバー達に追われる身となっており、怯える日々を過ごしています。そんな恐怖からラム酒に溺れるようになり・・・最後はショック死してしまいます。

最初はただの荒くれ者だったんですよね。でも、宿屋の息子ジムやおかみ(ジムの母親)と接しているうちに、少しずつ優しくなっていくんです。亡くなる寸前、あれほどフリントの宝に固執していたのに、ジムに「宝は半分やる」と言うほどまでに信頼するようになる。そして、海の中で大好きなラム酒を飲む幻を見ながら、半ば眠るように逝った・・・本編に登場する他の海賊達が陰惨な最期を遂げている中、ビリーの最期は信頼した少年に看取られながら・・・という安らかなものだったんですよね。しかも、ジムに遺品も持たせてもらえたし・・・

原作ではジムとはそこまで親しくありませんでした。アニメでは荒っぽいけれど人間味のあるキャラクターに描きかえられていて、出崎監督の思いが垣間見えます。

声は黒沢良さん。ムックで「アニメは初めて」と書かれていたような・・・でも、普通にはまっています(^_^) 

ちなみに、黒沢さんは昔の『ひょっこりひょうたん島』で初代ガラクータをやっていたそうです。変更後は若山弦蔵さん。ビリーとシルバーの声優さんが、別の番組でも海賊役を演じていたのが面白いですね。時代的にはひょうたん島の方が先ですが・・・

 

 

続いて、黒犬

本名は明かされていません。黒犬っていうのは『ブラックドッグ』と言ってイギリスでは不吉な犬の妖精らしいので(ハリーポッター『アズカバンの囚人』でも取り上げられていましたね)、その意味も込めてつけられたあだ名なのでしょうか。

声を担当されているのが、あの玄田哲章さん!!シュワちゃんの吹き替えとかやっている人です!マッチョなガタイのいい男性キャラを演じることが多いですが、『くまのプーさん』のティガーもやっています。黒犬はティガーが小悪党っぽくなったような声でした。若すぎて最初は誰なのか分からなかったぐらいです(>_<)

本編ではシルバーの手下として、ビリーに接触する役目を与えられていました。

ビリーと剣で対決するもかつての副船長には勝てず惨敗。ビリー亡き後、ベンボー提督亭襲撃のために再び現れます。

前述のとおりシルバーやビリーに比べると小悪党感満載ですが、細かい言動や仕草にフリント時代の面影が残っています。現役時代はもっと悪党っぽかったんでしょうね。

 

 

続いて、暗闇のピュー

彼は盲人ですが剣の達人です。原作での出番は少ししかありません。そこはアニメでも同じです・・・が、声を担当された大竹宏さんの怪演と相まって、一度見たら忘れられない強烈なキャラクターとなっています(@_@)

大竹さんといえば、キテレツ大百科』の初代ブタゴリラとかやっています。しかーし!このピューにはそんな可愛らしさは一切ありません。フリント一味に相応しい、凶暴性・攻撃性、そして宝への狂気じみた執着を持つ筋金入りの海賊として描かれております。大竹さんの演技はそれらを全て表現しきっていました。今の声優さんでこういう声・演技を出来る人はおそらくいないのではないでしょうか。

彼もまたシルバーの手下で、黒犬同様ビリーに接触する役目を与えられており、港でまずジムに出会います。目が見えず困っているフリをし、ジムを誘い込んで・・・彼の細い腕に掴みかかるという・・・原作どおりのシーンですが、この時の大竹さんの声がとても怖くて印象に残ります!(@_@;)

ピューはベンボー提督亭襲撃の最中、駆けつけた警備隊の馬に轢かれて死亡しますが、その死に際もまた強烈なインパクトがあります。

大竹宏さんの演じるピューは、本当一見の価値のあるキャラクターですので見たことのない方は是非!

 

 

次はハンズ

宝島への旅で、素性を隠してシルバーと共にやって来た大男です。見た目は典型的悪役(笑)

島での反乱後、ヒスパニオーラ号に残る役目を負っていますが・・・長年の付き合いではない海賊達と過ごすことにより、彼の精神は病んでしまいます。

その時の狂ってしまったハンズというのが、これまたこの作品の強烈なシーンの一つかと。フリントの一味だったハンズですが、その強さはフリントやシルバーと一緒にいてこそだったのかもしれません。

狂ってしまった後は自分がかつて慕っていたシルバーのことも分からなくなってしまい・・・それでも、長年の仲間であったハンズにシルバーは優しく声をかけるんですね。ここに、フリント時代を経験した者にしか分からない絆を感じます。

声は飯塚昭三さん。『忍たま乱太郎』の稗田八方斎とか、『みどりのマキバオー』の飯富先生とかやっています。あとモンティ・パイソンテリー・ジョーンズの吹き替えも担当。ごついキャラクターが多く、その凄みのある低音でハンズも演じています。

しかし、狂ってしまった後は声が裏返るんですね。その時の声が、おばちゃん役をやっている時のテリー・ジョーンズに似ていて・・・シリアスなシーンなのにちょっと笑ってしまいます(^_^;)

 

 

最後にベン・ガン

彼もまたフリント一味でしたが、KYな発言で船長の地雷を踏んでしまい、そのまま島に残されることに・・・

皆が気が立っているフリントを恐れている中、一人空気を読まない発言してしまうところを見ると・・・ある意味、シルバー以上の大物かもしれません(笑)

他の面々に比べると凶暴さは少ないベン・ガンですが、最後はちゃっかり宝をもらって生還しているので、フリント一味に相応しいしたたかさ・狡猾さは持っている人だったのでしょうね。

声は昔のスネ夫をやっていた肝付兼太さん。飄々とした演技が頭に残っています。

 

 

 

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